押さえておきたいトークのポイント
トークやスピーチの際に、上手く聞き手の心を掴めるかどうか。つまり、ウケるかどうか。それは聞き手の期待の内容をコントロールすることが大切になります。
あなたのキャラ、印象をどのようにコントロールするかです。
人は他人に対して一定のイメージを持っている。この人はこういうひとだ。こいつはこんな奴だ。こんな具合です。
普段から面白い人に対しては、"こいつは面白いことを言う!"という期待が既に聞き手の中に生まれている。この時点で、大きなアドバンテージがあります。(アドバンテージというか、当たり前なのですが)
この人のトークスキル自体は確かに高いのですが、それと同時にこの人がスベる可能性も低い状況にあります。極端に言えば、何を言っても笑ってもらえたりする。すでに雰囲気が面白いとか、周りが面白い空気を作ってくれたりと、イメージと印象が全てを支えてくれているのです。
一方、"真面目だ""面白くない"と思われてしまっていると、聞き手の期待もかなり低い。この時点で、ものすごく不利なんです。
(ウケるウケないの話の他に、ビジネスシーンやプライベートの会話においても、会話の流れは全てにおいてイメージに左右されています。)
で、じゃあこの他人から持たれるイメージが何なのかって言うと、それはあなたが自分のことをどう思っているか、それだけです。
だから、自分のことを"私は面白い!!"と自信満々に、あるいは密かであれ確信を持っていると言えない中で、頑張って面白いことを言おうとしても、スベるに決まってます。だって、自分のことを面白いとか話しが上手いとか思えてないんですから。それは周りに伝わってしまいます。
なので、まずやるべきなのは面白いひとを徹底的に観察したり、これはウケるっていう鉄板ネタを準備したりと、とりあえずもがいてみます。そうしているうちに、自信が持てるようになってくるはずです。「ここまでやっている!」っていう自信です。
もし、何かしらで周りに「すごいな」と思えるひとが居たら、その人はあなたの10倍考えたり行動しています。考える深さも行動力も、あなたが想像している以上のものです。だから、そういったベースが、前提が違う中で足掻いたとしても、「なんか上手くいかない!」っていうのは当たり前です。
だから、まずは真摯に自分と向き合って、自分のセルフイメージがどうなのか、そして自分は一体どれだけの基準と行動力を持っているのか、そこをしっかりと把握することです!
逆にそこさえきちんとコツコツできれば、地道な作業ですが、変わっていくことはできます。
先が見えないように感じたり、しんどいと思うかもしれませんが、まずはそこに気づくことで目の前の大きな壁を乗り越えることができるはずです。