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さあ、頭が良いとは何なのか?【具体化と抽象化を往復する力】

頭が良いとは一体何を指すのか?

こんばんは。ゆーさんです。

さて、「頭が良い」とよく言いますが、一体なにができれば頭が良いのでしょうか。

なかなか簡単には定義できないものですが、その「頭の良さ」の一要素となる「抽象化と具体化を往復する力」について書いていきます。

 

抽象的なコトを具体化する力

抽象的なものごとを具体化する。これは、何かを考える上でとても大事な能力です。

具体化する力とは、言い換えればポイントを押さえて掘り下げる力とも言えます。

具体例を見ていきましょう。

例えば、「売り上げを大きく伸ばしていく」という目標を掲げたとします。この目標を達成するためには計画や戦略を立てていく必要がありますが、この曖昧な目標から戦略の組み立てを行うのは非常に難しい。

そこで、「売り上げを大きく伸ばしていく」を具体化していきます。

今の売り上げが1,000億円なら、その売り上げを1,500億円にするのか、2,000億円にするのか。”いつ”その目標を達成するのか。単体売上が対象なのか、連結売上が対象なのか。あらゆることを明確にして具体化していきます。

では、「単体の売上を3年後に1,500億円にする」ことが目標とします。であれば、3年で売り上げを500億円増やす必要があり、単純に区切れば1年で170億円ずつ増やす必要があり、その為には何をすべきなのか、どこに注力すべきなのか、そもそもこの目標は適切なのか、この目標を達成するには従来の営業手法で良いのか、抜本的な改革が必要なのか等々、より詳細な計画や戦略、それに伴う確認事項が生まれ、適切な対応が可能となります。

このような具体化は日常業務の中でも非常に大事なことで、「抽象的で曖昧」な事柄があると、曖昧がゆえに2者間でその認識が異なっている場合、誤解が生まれて問題の元になってしまいます。

「大阪駅で待ち合わせ!」と言うのと、「大阪駅御堂筋口のIkariスーパーの飲料売り場で待ち合わせ!」というのでは大きく結果が違ってきます。(今は夏なので涼しいし人ごみの中でわざわざ探す必要もないですね)

これが、具体化することの大切さです。

 

具体的なものごとを抽象化する力

一方、具体的なものごとを抽象化する力も非常に大切です。

「具体的」というのは言い換えれば限定的であり、視野が狭くなっている状態です。抽象化する力があれば、思考の枠が広がり、視野を広めていくことが可能となります。

抽象度を上げる例とすれば、ポッキー⇒チョコレート菓子⇒お菓子⇒食べ物⇒エネルギー源のような感じでしょうか。

実際に使うとすれば、(ちょっとあまり良い例が思い浮かばないのですが(笑))あなたが外出中に急遽ネクタイが必要になったとして、「紳士服屋に行かなきゃ!」と思い込んだとすると、あなたは紳士服屋に行かなきゃいけないのではなくて、「ネクタイのあるお店」に行かないといけないのであって、このように1個抽象度を上げると「コンビニ」も選択肢に入ってきます。そうやって解決策が生まれます。視野が狭くなっていると一つのルートしか見えないものですが、一つ抽象度を上げてやると俯瞰視点によって新たな解決策が見えてきます。

物事の全体像を掴むのにもこの抽象化の力は必要です。

 

具体化⇔抽象化を往復する力。

だからと言って、ものごとを抽象的にばっかり見ていても思考は進まずに中身のある行動が出来なくなりますし、具体的な内容ばかり見ていたら視野が狭くなってしまいます。したがって、具体化と抽象化を自由に行き来する力が大事になってきます。

抽象的なことばっかり言ってるのは「視野が広くて情報収集が出来ている」のかもしれませんが、深い思考ができていません。逆に、具体的なことばかり言ってると一つの手法に固執していて周りを見えていないと言えます。

具体的なのも抽象的なのも一長一短があり、これを自由自在に使いこなせる人は頭が良いと言えるのではないでしょうか。

 

余談。

ぼくのイメージ、具体化する力がある人のほうが人を惹きつけるし実行力があります。

抽象化する力の方が強い人は、ある意味賢いですがあまり動けない人。

自分も気を付けていきたい。